メキシカン労働者

南カリフォルニアにはメキシコ人が非常に多い。
合法的な移民に加え、国境を越えてきた不法移民、親族を頼って来た不法移民などなど・・・
メキシコとの国境が近いところはどこもそうかもしれないが、不法移民に限らず、メキシカンの多い地域は必然的に治安も悪くなるので困ったものだ。

不法移民の場合、仕事が無く困り果てて犯罪に走ってしまうメキシコ人もいるだろう。
運よく仕事があっても現金払いの肉体労働などで、当然ながら賃金も安い。
厳密には不法就労となるが、そういう安い労働者を使う会社も少なくないのが現状のようだ。(現金払いなので両者ともに脱税である)

とはいっても、親やそれ以上の世代からアメリカに移り住む合法的な移民が大多数だが、そのうちのかなりの数がブルーカラーと呼ばれる労働者階級。
賃金の低い単純作業や肉体労働は主に彼らの仕事だ。

一般的に労働者は時給で働くので決まった時間に来て決まった時間になるとサッサと帰る。
熱心に働く人間は少なく、どちらかというとサボったり、楽をしようとしたりすることが多い。

うちの会社も例に漏れず、労働者はメキシカンが中心である。
もちろん合法的なメキシカンだが、その中の二人は驚くほど仕事熱心だ。

極端に言うと、アメリカではブルーカラーもホワイトカラーも決められた仕事以外しないというのが一般的で、入社時に決められた仕事以外の仕事をする場合、昇給や賃金の割り増しを要求されることもある。

ところが、うちのスーパーメキシカンは、何を頼んでも快諾、これまた仕事も速いので言うことなしだ。
彼らの仕事は機械の製作補助とオペレーションだが、会社のゲートが壊れたと言ったら溶接して直し、外に据付のコンプレッサーが風雨に晒されるので対策をと話をすると、木材を買ってきて屋根を付けたり・・・
最初に彼らを見たとき、「こんなメキシコ人もおるもんやなぁ」とつくづく感心した。


まぁそんな彼らでも、帰る時間は定時即行、休憩は決められた通り(またはそれ以上?)だが、それを差し引いても余りある働きぶり。
文句の付けようがない。
というよりむしろ感謝している。

他を見ると、風邪だと言って休み放題だったり、彼女が迎えに来るからと早退したりと意味不明な輩も・・・

一時期7人〜8人にまで膨れ上がった労働者も例の大失敗を境に激減し、今となっては彼ら二人を残して全員解雇。

若干賃金を上げて彼らの流出を防いで今に至っている。


ホワイトカラーのアメリカ人や日本人でも無能な人間が居るようにメキシカン労働者でも優秀な人間はいるものである。
(確率は低いと思うけど。。)

訴訟大国アメリカ

昨年は会社としてはあまりいい年ではなく、「Still struggling to find our way out」ってな感じで未だにもがき苦しんでいる状況。

ということで、新年早々ですが、訴訟がらみの重い話から入りましょう。


うちのベンチャーは実際に訴訟されるには至らないものの訴訟をネタに脅しをかけられたりなど、訴訟されそうになったことは何度もある。
立上げのスケジュールが遅れに遅れているだけに、外部だけでなく関係者からの非難もアメリカでは訴訟という形で現れるのが自然な場合が多々あるからだ。

相手が本気で訴訟する気なら、当事者には知らせずに裁判所などに手続きを申請し、当事者は裁判所からの通知で訴訟を知ることになる。

うちの会社はベンチャーで人数も少ないため、訴訟されると仕事がストップすることは自明で、
関係者であればその程度のことは把握している。
そのため、内部から勃発する問題は全てプレッシャーでしかないが、「何やってるんだ!早く立ち上げないと訴訟するぞ!」と言ってよく脅してくる。(笑)
最初のころは気にしていなかったが、途中からそうも言っていられなくなった。

前回まではアジア投資家側と経営陣という言い方をしていたが、実は投資家側にもアメリカのグループとアジアのグループがあり、これがまた温度差が激しい。
アジア側をハト派とするなら、アメリカ側は超タカ派だ。
それぞれ個人投資家まで抱えているため、小さい株主が起爆剤となり大爆発しそうになるので消火が大変なのだ。

私の立場はアジア投資家側だったので、経営陣に入らない内部事情がアメリカ投資側から入ってきていた。
彼らとしては、アジア側を訴訟話に乗せるか自分達の持分を売却したいという思惑があったようだが、いかんせんハト派、強硬な決断はできず、また残念ながらこちらにも余剰資金が無い。

となると方法は一つ。

「穏便に解決」である。

こいつがいつも難題だ。

アメリカ側は昨年2月時点から訴訟の準備まで始めていたようで、3月には一部資産の抵当権まで設定していたから恐ろしい。
(現在も押さえられているが。。)

これは、倒産した場合の先取権なので、情報管理さえしっかりすれば経営陣にすら気づかれず、企業が存続すれば何も起こらない。(はず)
実際、旧経営陣は未だに知らない。

ということで、それを知ったからには、こちらも準備を・・・ということになり、表面上では相手をなだめながら、こちらも着々と訴訟対策である。

具体的には、契約関係の洗い出し、内容の精査、以前のメールなどを含む証拠(証言)の洗い出しなど、こちらが有利になる条件を根掘り葉掘り調べ、不利になりそうな条件については、対策を検討・・・
そして、こちらも先取権を一部に設定するか否か・・・などなど

正直、「はぁ、こんなことよりビジネス立上げに一致団結しようぜ〜・・・」というのが本音だが、あらゆる状況を考慮してアジア側にとって最善であろう方向に持っていかなければならないので辛いところ。

ベンチャーの経営(運営)とは別の舞台でアメリカ側と契約内容の確認、交渉、内部調整など、隠れて土日に会議をしたりメールや電話で話をしたり。

こちらとしては、訴訟にならないようベンチャーの進捗状況などプラスの情報を提供して過激派を沈めつつ、相手の持ち株を買うことを検討しているように見せかけたりという引き伸ばし工作もしてみたり、「穏便に解決」に向けてあらゆる手段を講じたのだ。


最終的には、見えない力の働きで運よく訴訟には至らず、旧経営陣は詳しい動きに気づいていないが、その影にはハト派のPeacefulな働きがあったのだ。(笑)

そういって安心していられるのも束の間かもしれないが。。

存亡の危機−猶予期間後の巻

会社の存亡を掛けた8月末の取締役会の結果、経営陣に課せられた二ヶ月の猶予期間。

今回は、気になるその猶予期間の結果とその後の話。
「存亡の危機」(前編)はこちら


限られた時間の中で一定以上の成果を挙げなければならないということは、もちろん、それぞれが必死で自分のパートをこなさなければならない。
と思うが、全員が危機感を共有しているかというと残念ながらそうでもなかったりする・・・

どうも責任感や義務感に対する考え方は、日本人と欧米人では異なるようだ。
(欧米人と言ったのは、うちのベンチャーはアメリカ人よりも他の国の方が多い)

自分の過ち(ミス)を認めたがらないアメリカ人特有の考え方からか、さすがに人のせいにはしない(出来ない)までも、ビジネス環境を言い訳にしたり、開き直ってみたり、日本では考えられない状況だ。

そうこうしている間に2ヶ月が過ぎ、11月。

振り返ってみると・・・成果が無い・・・

全く進展が無かったかというとそうでもないのだが、課題を達成するには程遠い。

時が経つのは早いなぁとつくづく感じたが、そんな感傷に浸っている暇や余裕などどこにもない。
それどころかお金も無くなった。

正直参った。

マジでヤバイ状況である。

この2ヶ月間は、経営陣に混ざって投資側として直属の上司と私も意思決定に加わり、日本からも専門家を呼んだりしていただけに、かなりの確率で成果に結びつくと思っていた。

出来る限りのことはやったつもりだが、それでも甘かった。

前回の繰り返しのようだが、過去のことをどうのこうの言っても仕方が無いので、またまた次はどうするかを考えなければならない。

超難題である。

それにしても、成果が上がらないだけでなく、こちらの資金まで底をつくとは予想外だった。

当初の試算では、ある程度残る予定だったが、取締役会後に「大失敗」の未払い(請求書未発行分)が発覚し、一千万円単位の支出が発生した。

予定では経費を絞れば数ヶ月分の運転資金があるはずだったため、その間に資金調達を行うことになっていたのだが・・・

こんな状況で解決策などあろうはずがない。

あるとすれば「倒産」の二文字。


そうは言っても、数億円もの投資を無駄には出来ないので、なんとか経営を続けて成功に導きたいというのは全員一致した考えだ。

ベンチャーに苦労は付き物とよく言われるが、他人事ではないので深刻だ。


経営存続にあたり、唯一の救いは、技術面に問題は無く、量産に耐えうる状況にあることが確認できたこと。

後は材料やその品質管理が問題だが、画期的な成果は無かったものの2ヶ月間でかなりの情報や知識を整理・蓄積することができたので、少し先が見えた感はある。
(かなりプラスの解釈だが)

となると、あとは資金の問題で、これは投資側とかなりの調整が必要で頭が痛い。


さすがに今回は取締役会の開催も出来ず、あくまで別々の内部調整となったが、最終的な結論は・・・

取締役及び執行役員の役職変更及び追加によりアジア側優位とし、運転資金はアジア側の関係会社から借り入れることに。

結局これによって私は仕事も増えて責任も大きくなり、えらいこっちゃである。

いまいち一件落着したのかそうでないのかよく分からない。
まぁどういう形であれ、Stay in business できたので良かったというところかな。。

存亡の危機

幸いなことに、うちのベンチャーはまだ経営を続けているが、
存亡が危ぶまれた時期が何度もあった。

まぁ今でも今後の先行きは怪しいものだが、
これはもっとも深刻だったときの話。

前回書いた数千万の損失により経営陣の責任が問われるのは当然のことだが、今更それを言っても使ったお金は戻ってこない。
資金が底をつけば経営責任もくそも無い。

どうしようもなくなり、とりあえず臨時取締役会を開催することに。

とは言っても、うちのベンチャーは、1/3程度が非常勤取締役となっており、アジア各国に散らばっているので、集めるだけでも大変だ。
できる限り早く開催したかったのだが、結局8月末に決定。

取締役会では、現場の経営陣であるアメリカ人と非常勤取締役であり、投資側であるアジア人との真っ向勝負。
アジア側が、損失や経営の責任を追及するも、アメリカ側はある意味開き直り、失敗(経営判断ミス)は認めるものの我々は最善の努力をしてきたなど言い訳の嵐。
資金が底をついたことも、自分達の責任はさて置き、資金注入が無ければ倒産(解散)も辞さないと脅しのような事まで・・・アジア側として現地にいる私は間に立たされて大変である。

正直、一緒に働いているとはいえ、アメリカ人達の発言には耳を疑い、その態度に怒りすら感じるほどだったので、「いっそのこと潰してしまえ!」と言いたかったが、私が投資している訳ではないのでなんとも言えない。

まぁ私にも責任の一端はあったとはいえ、当時は取締役でもなんでもない。
人が少ないので日本でいうような正確な役職は良く分からないが、駐在の部長だか課長というところだろうか。
ということで、あくまでもアジア側として温度差するため状況を補足するのが役目。

そんなことはさて置き、今後どうするのかが大問題である。

アメリカ経営陣は成功を信じているだけに追加資金注入を強烈にアピール。
アジア側としても何億円も投資しているだけにこのままでは終われない。
が、みすみす追加投資をしてまた無駄遣いされると困る・・・

議論が平行線を辿ったため、結論を翌日に持ち越すことにして内部調整することに。
いずれにしてもこのビジネスを続けるためには資金は必要であり、アジア側の投資会社が留保している中から捻出するしかない。
そして、資金を出すからには、条件が必要である。

ということで、契約の見直しから、持ち株比率の変更、取締役の追加及び役職変更などなど、こちら(アジア側)が有利になるよう要求事項をまとめた。

事前にいろいろ検討し、用意していて助かった。
こんなこと一日やそこらで全部洗い出すのは無理な注文である。


結局、2ヶ月間を猶予期間として現体制を維持し、その間の必要最低経費を負担する代わりに先の要求事項を全て呑ませ、さらに、2ヶ月間で一定の結果が出なかった場合、組織変更や経営陣の交代などを具体的に再検討することになった。
当然、一定の結果という部分もかなり詳細まで規定した。


契約社会というのは、信用社会より不便なもので、常識的なことでも書面で残っていなければ何とでも解釈されてしまい、非常識な解釈でもアメリカでは当然のように主張してくるから恐ろしい。

相手の良心に期待できないのは残念だなぁ・・・などと日本人の私は考えてしまう。。


ビジネスを一緒に行い、目的は同じはずなのに、立場が違うと争いが起こる。
まぁ今回はアメリカ人達のやり方や態度が悪いのは自明だが、組織というのは小さくても上手く機能させるのは難しいものだ。

数千万円の損失

うちのベンチャーは未だに売上が上がっていない・・・
6月にはもう少しで売上だというところまで漕ぎ着けながら、そこから数ヶ月に渡って大失敗をしてしまった。

これはその時の話。

そもそもの計画では、というよりこのビジネスを始めた段階から、うちの技術を使用した製品は直接売れるという前提だった。

ところが、潜在顧客や取引先などと話をして具体的になってきた途端、風向きが変わってきた。
これには日本とアメリカの普及技術や規模の違いなど様々な要因が絡んでいるが、そんな理由はどうでもいい。
要はアメリカで売るには後処理が必要ということになった。

そこで、後工程を委託できる先をいくつか当たり、サンプルを提供して品質を確認することに。有望と思われる3箇所にサンプルを出したがまともに帰ってきたのが2箇所。(この地点で再検討すべきだったのかもしれないが)結局、その内の1箇所に決めた。
理由はさまざまで、場所、価格、管理の容易さ・・・いろいろあった(はず)。

ところが量産に入ろうとすると、「設備に一部修理が必要」だの、「材料が足りない」だの言い訳の嵐。
現地に行って監督するも現地の管理者は文句ばかり・・・
設備の管理もこちらが主導を握っていたため、設備のリース料だの修理費だの経費ばかり嵩み、最終的に30万ドル(3千5百万程度)以上を注ぎ込んだ。

で、初期ロットは失敗、数十万ドル以上と予測していた製品は無価値に・・・どうしてくれよう。

詐欺のような話だが、実はその設備は5年以上動いていなかったにもかかわらず、昨年まで動いていたので動作は保証すると先方が言っているという情報がどこからか湧いてきていた。
そして、そのことを経営陣の一部は承知していたから悲惨である。

はっきり言って訴訟問題である。
でも、訴訟している暇も資金も無い。

結局先方とも喧嘩別れ、内部でも責任のなすり合いという最低なシコリが残った状態で新たな解決策を模索することになったのだが、それは8月も半ばになった頃であった。。

2ヶ月半と4千万円のロス。
本来の製品のコストや売上を考えると莫大なロス。

その後、うちの会社が資金不足のため、しばらく生死を彷徨うことになるであろうことは関係者全員が予測できたことであった。

ユタ州との初取引

少し古いが、今年の1月、ユタ州にある個人事業のような会社との取引を開始しようとしたときの話。

私の会社はまだビジネスとして成り立っていないベンチャー、大手との取引など程遠い。取引先を選ぶのも大変である。

そんなことはさて置き、仕入先としてユタ州のその業者を選んだのは、テストの結果、生産に持込めそうな数値が出てきたからという単純な理由。ラスベガスから車で4〜5時間の山奥にまで足を運び、相手とも話した上での判断だった。

ちなみに、うちの会社は砂や石を特殊加工する技術を持つベンチャーで、山から石を買って手を加えて売るという変わった業種。

1月下旬に数人で現地を訪れ、設備などを確認した上でいよいよ取引開始となった。

最初の発注はテスト発注として10トン。

納期は確か2週間程度に設定して、ASAP(As Soon As Possible)だったような・・・ここから格闘が始まることになるとは、誰にも予想できなかった。


翌週になって、連絡を取ってみると、ユタ州は大雪で作業が出来ず、再開は来週になるとのこと。
南カリフォルニアでは雪とは無縁だが、確かに北の方ではと大雪も降る。ある程度は仕方ないか。


その翌週、雪は止んだが何十インチも雪が積もっていて作業が捗らない・・・
田舎なので、仕事がのんびりなのもある程度は仕方ないか。

それからは、ユタ州の天気までチェックしての連絡である。(笑)


数日後、天気はよく、雪も無くなったが地面が凍っていて何も掘れない・・・
ユタ州は寒い土地だから地面が凍るのもある程度は仕方ないか。
っておい!

呆れます。
話になりません。

それからも、ああだこうだと言い訳ばかり。
結局、納品されたのは、3月でした。。。

極めつけには、量産してみると少量テストの時とは全く結果が異なり、結局数トンのテストランをしただけで、残りは今でも倉庫の片隅で眠っていたり・・・散々である。

all-day meeting

先週の金曜から会議三昧。

土曜日と月曜日に緊急取締役会を開催したため、金曜日に役員が到着した後、事前打合せが始まり、土日は一日中会議でした。

土曜日はメンバーが、途中入れ替わり、合計5回、14時間に及ぶ会議・・・

決定内容によってはプロジェクトの今後を左右するものであっただけに、さすがにアメリカ人も熱心です。

アメリカ人のボスが頑固なだけに、なかなか折れず難儀しました。

「〜 Agree to 〜」というのを「〜 Agree to discuss」だとか「Agree to negotiate」だとか表現を変えろなどくだらないことも・・・

単純にそう変えると今回の議論が意味無くなってしまうので、もう少し具体的で双方妥協できる表現に変えましたが、印象的にはどっちもどっち。

契約にはうるさいアメリカ人。
契約社会の一端を垣間見た感じです。

偽造小切手

アメリカでは身近で便利なチェック(小切手)ですが、使用していると大きな疑問が残ります。

「こんなに簡単に発行できるものなのに、偽造の心配はないのか?」

答えは「あります!」

これまたお粗末な話ですが、アメリカでは郵便事故(郵送中の紛失や遅れ)が多く、加えて郵便物の盗難もあるようです。

通常、小切手は受け取った人が銀行のATMか窓口で入金(デポジット)します。

ATMでは自分の口座への入金のみ、窓口では現金での受け取りもできます。

偽造小切手の場合、犯人もそれほどバカではありませんので、当然口座に入金などせず、偽造の免許証(ID)などを持って銀行に行き、現金化しようとします。

銀行側では、本人のIDの確認に加えて、小切手発行者のサインを確認します。サインは口座開設の際に登録したものが銀行のシステムに登録されているため、窓口の端末で確認できるようになっているようです。

サインもIDもマニュアル(目視)での確認であり、他にこれといって特別なことはしてない様子・・・

銀行は、小切手と本人のIDを確認したうえで、「怪しい」と思った場合、その小切手の処理をストップ(保留)して発行者に連絡するか、少額の場合、現金化を許可した上で発行者(発行企業)に連絡します。

サインが違う場合は明らかですが、小切手番号が前後に発行されたものとかけ離れている場合など、怪しいケースは連絡してくることがあります。

実際に私の会社も偽造チェックが出て、対応に追われましたが、その時は、一気に5枚ほどの偽造チェックが銀行や小切手換金所に持ち込まれ、2件は支払われていました。

偽造小切手が換金された場合、多くの場合は銀行から問い合わせがありますので、その際に銀行側に「偽造だ」と言えば、その費用は銀行の負担となります。

ただし、その後、偽造小切手の換金を防ぐため、毎日、銀行に持ち込まれた小切手のリストをFAXで受け取り、決められた時間内に承認する必要があります。

その後は、口座番号を変更するか、小切手発行の都度、銀行とデータ送受信して偽造を防ぐシステムなど銀行が提供するサービスに参加するかどちらかになります。

いずれにしても、余計な手間ばかりかかり大変です。

ちなみに、偽造小切手の金額は、すべて9百ドル程度、高すぎず安すぎず、一見怪しまれない程度の額ばかりでした。。

アメリカ人は信用できない?

ベンチャーという特性上、仕方が無いのか、ベンダーや委託先が中小企業や個人経営のような相手が多くなってしまう。

もっともアメリカでは個人で独立開業している人間が桁外れに多く、ある程度のことなら、そちらを使うほうが安上がりで質もそこそこという現状があります。

しかし、リスクは大きかった。。。

納期が遅い上にさらに遅れる、品質も信用できない。

実際に、質を確かめるために二社以上に分散してもどちらもお粗末で使えない始末。

ほとんど詐欺のようなことまで起こり、アメリカ人もアメリカ人に騙されるのだなぁと人事のように思ってみたり。

ちなみに、うちの騙された社員は、駆け引きや交渉は非常に強いので、引き下がったのが不思議なくらいです。

仕舞には、そのチーム全員が「アメリカ人は信用できない!」などと言い出し、自分たちと日本人の力を借りて進めたいとの結論・・・

莫大な授業料を払ったのだから、人のせいにするのもいいが、せめて心の中では謙虚に反省してもらいたいものです。

プロジェクト大丈夫かな??


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小切手社会

アメリカでの企業間取引はチェック(小切手)での支払いがメインです。

Wire Transferと呼ばれる電信送金もありますが、日本のお手軽な振込みとは異なり、全く一般的ではありません。

支払い条件も日本のような「月末締めの翌月20日払い」などといった基準はなく、Net30(ネットサーティー)など請求書発効日から30日以内という指定であったり、Net Due(ネットデュー)といって請求書到
着をもって期限とするものなど、支払い期間にゆとりが無いケースがほとんどです。

もっとも、アメリカは広いので、請求書が届いた時点で、一週間ぐらい経っていることもありますが・・・


最近では、Direct Depositといって給与を直接本人の口座に振込む制度が一般的になりつつありますが、小切手での支払いを希望する社員も少なからずいます。

小切手は、名前(ニックネーム可)と住所さえ分かっていれば支払える。

手渡しできるのであれば、名前だけで可。

便利といえば便利です。

Lazyなアメリカン

アメリカの仕事のやり方は、どうしてこうまでも日本と違うのでしょう?


「明日には出来る」、「来週までには確実に」と言いながら、いざ当日になると「これこれこういう問題が起こったので、明日に延びる・・・」などと毎日のように言い訳の嵐。


結局一ヶ月以上過ぎ去ってしまった。
どうしてくれよう。


大企業では、コミュニケーションの問題や組織が大きいことによる問題があり、小さい組織は担当者がいい加減なことが取引に直撃する。。。



最近、あまり良い局面がありません。

困ったもんです。


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